可哀想ってもう思いたくない。相手にも、自分にも。

今週のお題「卒業したいもの」

 

情。

 

情から卒業したい。

 

 

「花束みたいな恋をした」で、

 

今村夏子さんのピクニックを読んでも何も思わない人

 

という皮肉言葉があった。

 

はじめにこの映画を見たときに原作を知らなかったから、どんな人なんだろう、でも会話の文脈的に良い言葉ではないんだろうなと感じていた。

 

映画を見終わって数週間後、私立図書館でピクニックを借りて読んだ。

 

 

言葉に上手く出来ないけど、皮肉言葉だったのは正解だったみたい。

 

わたしは未だに今村夏子さんのピクニックを読んでモヤっとしてしまう側だ。もう良い大人だというのに。

 

 

自分以外の人に対して情を沸かせてしまうことは良い面も悪い面もある。

 

出された腕に掴まったとき、それは救いの手になったり、一緒に地獄へ引きずり込まれる手になったりする。なったりしてきた。

 

 

今の職場に、良い意味で情に全く流されない上司がいる。

 

 

自分の目でその瞬間に見たものに対して良いか悪いかで判断できる。すごい人だと思う。

 

 

 

わたしもそうなりたい。

 

 

情からの卒業。

 

 

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